シンプルな決済基盤でサービス開発を加速する
Paymentチームは、サイバーエージェントグループの各サービスで利用されている決済基盤「Simply」の開発・保守運用をメインに行っています。
決済トレンドへの対応や、社内のバックオフィスとの連携など、「Simply」を通じて決済ドメインに関する問題について包括的なサポートをすることを目指しています。
チームのミッション
決済基盤「Simply」でサービスの開発と発展に貢献する
メンバーの声
岡辺 将士(オカベ マサシ)
サーバーサイドエンジニア
グループIT推進本部 / Payment
2011年/キャリア採用
決済機能開発に関わって10年超、さらなる発展を目指す
Q1. これまでのキャリアについて
大学卒業後、PCスクールの講師を経験したのち第二新卒としてSIerに入社、2006年〜2011年までWebアプリケーション開発に従事していました。
2012年にサイバーエージェントに転職し、Amebaの決済システムであるアメゴールドの配属となり、スマホの決済システム開発などを担当したあと、Amebaの画像基盤開発などを経て、現在のSimply※開発チームへジョインしています。
※Simply…サイバーエージェント内製の決済基盤
Q2. 転職(キャリアチェンジ)のきっかけは?
SIerで働くうちに、上流工程からプロジェクトに関わりたいという思いが強くなり、自社開発を手がける企業を希望して転職活動を始めました。当時、業界全体で自社開発への転職がトレンドだったことも理由のひとつですが、中でもサイバーエージェントは採用プロセスがスムーズだったことが決め手となり、入社に至りました。
入社して決済機能の開発に携わるようになり、そこから6~7年間、PCとスマホの決済機能を担当しました。その後2年ほど、画像基盤開発やAmebaブログの負荷対策ディレクターなど、いくつか別の業務を担当したことで決済機能開発の魅力を再認識し、ちょうど開発が始まっていたSimplyチーム に異動して再び携わることとなりました。
Q3. 実際に入ってみてどうでしたか?
サイバーエージェントはイケイケな会社というイメージを持っていましたが、実際入社してみると思っていたより良い意味で普通の会社でした。
働く場所の空気を大事にしている会社という印象で、すんなり馴染むことができました。全体的に明るく、とてもいい雰囲気だと感じます。
Q4. 現在のミッションや業務内容を教えてください
Simplyのプロダクトマネジメントを担当し、現場責任者として主にロードマップの作成や意思決定に関する業務を行っています。
サービス側の担当者と定期的にコミュニケーションを取ることも重要な業務のひとつで、その他に人員管理、サーバーサイドの機能拡張の設計、保守運用、障害対応、問い合わせ対応も担当しています。
Q5. やりがいは?
決済ドメインを担当して長いのですが、利用してくれるサービスが増えることでコストのバランスが改善されていくのがうれしいですね。
ユーザーの要望を聞き、社内情報にアンテナを立て、新しい事業があったらいち早くキャッチアップして、と、Simplyの利用を拡大していく中で、特に古い決済基盤を使っていたサービスがSimplyに移行してくれたのがとてもうれしく、大きなやりがいを持てました。
Q6. Paymentにはどんな人が向いていると思いますか?
お金を扱う業務であることから、慎重さがあって、丁寧に仕事を進められる人が向いていますね。
他には、長期的に腰を据えて実装開発を行える人、使ってる技術がマッチしている人、マイクロサービス、AWS、ドメイン駆動開発に興味があり、新しい技術にも抵抗がない人にとても合っていると思います。
Paymentチームのメンバーは大阪と東京に分かれているのでオンラインでのコミュニケーションがメインになりますが、そういった環境に慣れている方だと尚いいと思います。
Q7. 今後挑戦したいことやビジョンについて
サイバーエージェントグループで利用する決済基盤をSimplyに統一することを目指しています。まずは決済手段の種類をもっと増やして、使いたいものが全て揃っている状態を作りたいです。ゆくゆくはバックオフィスを含めた決済関連の全体最適化をしたいと考えています。
チャン ダレン(チャン ダレン)
サーバーサイドエンジニア
グループIT推進本部 / Payment
2011年/キャリア採用
サービスの成長を支え、ずっと使われる決済基盤を作る
Q1. これまでのキャリアについて
前職では、ガラケー向けゲームアプリのエンジニアとして勤務していました。
2011年、スマホアプリの黎明期に、SNSサービスの開発に関わりたいと考え、iOSエンジニアとしてサイバーエージェントに転職しました。その後、フロントエンドエンジニアに転向し、約7年間、コミュニティサービスやソーシャルゲームアプリなどのフロントエンド開発と運営に携わりました。
2019年に、当時立ち上げ半年ほどのPaymentチームへ異動して現在に至ります。
Q2. キャリアチェンジのきっかけは?
キャッシュレス決済が今後普及していく確信があり、そのドメインのエキスパートになりたいという思いがあったのと、サーバサイドの経験も積んでいかないといけないと感じていた時期に前所属チームが解散することになり、そのタイミングで声をかけてもらったことがキャリアチェンジのきっかけでした。
異動するまではスタンドアローンのアプリしか作ったことがなかったため、全社のサービスに利用してもらえる決済基盤を作るというミッションに惹かれました。
サーバーサイドの経験はゼロだったのですが、意欲を評価してもらい、キャリアチェンジを果たしまし た。
Q3. 実際に入ってみてどうでしたか?
2023年7月現在、Paymentは東京と大阪合わせて10名(大阪6、東京4)、全員エンジニアのメンバーで構成されています。経験豊富なベテランエンジニアが多いチームですが、率直に会話を交わせる落ち着いた雰囲気です。拠点が分散しているため、Slackを活用して連携しながら業務を行っています。
各自担当するタスクに対して裁量が委ねられていますが、困ったことがあれば気軽に相談して一緒に課題解決を目指せる、チームワーク意識の高い組織です。
また、SimplyはAWS上で運営してますが、AWSのサービスを活用してソリューションを提供するのはエンジニアにとって貴重な経験だと思っています。
Q4. 現在のミッションや業務内容を教えてください
事業を支え、サービス開発の加速とコスト削減という価値を提供することが、Paymentチームのミッションです。
業務内容は主に、Simplyを利用するサービスのニーズに応える決済機能の拡張開発です。基盤としてユーザビリティを維持する思想を大切にしていて、設計の段階からチームでしっかり議論して決めることが多いです。
他にも、決済ドメインに関する問い合わせ対応やSimplyの利用サポートを随時行なっています。
Q5. やりがいは?
Simplyは現在、ABEMA、WINTICKET、タップルなど、グループ全体で約10個のサービスに利用してもらっていますが、売上に貢献したり、開発負担を削減したり、「Simplyを使ってよかった」というフィードバックをもらったときはとても嬉しかったで す。
複数サービスに提供する機能の設計は、誰も正解がわからないことが多いですが、SaaSの設計ができ、かつサービスが抱える問題解決に最適なソリューションを提供できたとき、エンジニアとして大きな成長実感とやりがいを感じます。
Q6. Paymentにはどんな人が向いていると思いますか?
オンライン決済システムの開発に興味があり、利用者・エンジニアの目線でREST APIの使いやすさと信頼性を常に意識している人が向いていると思います。
開発と並行してSimplyの利用サポートを行い、問題の把握から解決策を見つけるまでのチームメンバー・サービス担当者との連携が欠かせないことから、コミュニケーション能力も重視されます。
Q7. 今後挑戦したいことやビジョンについて
サイバーエージェントグループにおけるオンライン決済基盤のデファクトスタンダードになることがPaymentチームのミッションステートメントです。
ずっと利用される基盤になれるように、サービスの成長を支える決済手段と機能を拡張しつつ、ユーザビリティと信頼性を高水準で維持していきたいと考えています。